■代表者プロフィール
瀬沼健司
武術伝習所 翠月庵主
12歳から柔術・抜刀術・剣術を、20代後半からはさらに伝統派空手道や琉球古武道を学ぶ。
平成19(2007)年9月、武術伝習所 翠月庵を開設。剣術・居合・柔術・手裏剣術等の稽古・研究・指導を行う。
■伝統的な武術の稽古や研究を通じて、「気ヲ養イ心ヲ存ス」
武術伝習所 翠月庵では、江戸時代に発達した剣術や居合、柔術(やわら)など古流武術の稽古と理合の研究を通じて、
「気ヲ養イ心ヲ存ス」
(『山鹿語類』巻二十一)
ことを目指します。
気を養い心を存すとは、
「何ごとにも対処できる気力を養い、人としての本心(真心)を失わない」
ということです。
伝統的な日本の武術の形=業の稽古や研究を通じて、一人ひとりの稽古者が、こうした心身の在り方を学びます。
■剣術をはじめ居合や柔(やわら)、手裏剣など、さまざまな武術の技と理合を学ぶ
翠月庵では剣術をはじめ、瞬時に抜刀して相手を制する居合、素手による護身術である柔術(やわら)、小剣を投げ打ち相手を制する手裏剣術など、さまざまな古流武術の稽古と研究を行っています。
また、江戸から明治にかけて栄えた柳剛流剣術について、先人の残した史料をもとにその形を「復元」し、これを考察することも活動のひとつとしています。
■「形」を深め、日本の伝統的な身体文化にふれる
稽古は剣術や居合、柔術(やわら)のいずれについても、形稽古が中心となります。
形稽古とは、一人または二人で、あらかじめ定められた攻防の動作を繰り返し鍛錬し、武術の理合(合理的な心身の使い方)を学ぶというものです。
他者との競い合いではなく、攻防の動作を丁寧に学ぶことで業=術を深めていく形稽古は、年齢や性別、体力や経験の有無に関わらず、誰でもその人に合わせた稽古ができるのが特徴です。
また現代に生きる私たちとは異なる、近世の価値観や慣習に基づいて創られた武術の形=業を学ぶことで、古(いにしえ)の日本で花開いた伝統的な身体文化の一端にふれることができます。
■まずは立居合と剣術の稽古から
稽古の進め方について、初心者はまず一人で行う「立居合」(立った状態からの抜刀術)の稽古から始め、次に相手と組んで木刀を使い実際の攻防を学ぶ「剣術」の稽古へと進みます。
併せて適宜、門人の希望に応じて柔術(やわら)や杖、居合、長刀(なぎなた)、手裏剣術等の稽古も行います。
■武術としての手裏剣術
武術伝習所 翠月庵では、独自に研究・編纂した手裏剣術も稽古しています。
翠月庵の手裏剣術には、
・手裏剣(小剣)を投げ打ち相手を制圧する狭義の「手裏剣術」
・体術を用いながら棒手裏剣を鎧通しとして用いる「掌剣術」
・剣術や居合術とともに手裏剣を用いる「刀法併用手裏剣術」
・太刀や脇差などの武具を手裏剣に打つ「飛刀術」
などが含まれます。
※2023年11月現在、諸般の事情で手裏剣術の稽古・指導は当面休止しています。
■見学・入門ご希望の方は、下記メール宛てに、お問い合わせください。
武術伝習所 翠月庵
代表/瀬沼健司
suigetuan2007-mail@yahoo.co.jp