2017年

6月の稽古

 

 4日(日曜)/稽古/(定時)

10日(土曜)/稽古/(定時)
17日(土曜)/稽古/(定時)

24日(土曜)/稽古/(定時)

 

翠月庵の手裏剣術

 

■短刀型手裏剣
 手裏剣というと十字や六方など「車剣」がよく知られていますが、日本武術では短刀型、釘型、針型などの「棒手裏剣」が主流です。

 武術伝習所 翠月庵では、これら「棒手裏剣」のなかでも、特に「短刀型手裏剣(翠月剣)」を中心に稽古をします。

 

■4種の武技と短期促成~翠月庵の特徴

  翠月庵の手裏剣術の特徴は、手裏剣を武器とする狭義の「手裏剣術」のほか、剣術や居合術と手裏剣術を組み合わせた「刀法併用手裏剣術」、脇差や太刀を手裏剣に打つ「飛刀術」、手裏剣を鎧通しや寸鉄として使用する体術である「掌剣術」と、手裏剣術を基盤とした4種の武技を稽古・研修している点にあります。

    また、一般的な手裏剣術では、三間直打を習得するのに、数年の時間を要することも稀ではありません。しかし翠月庵では、理論に基づいた合理的な指導により、ごく短期間での基本術技習得を可能にしています。

 

 

■翠月庵の手裏剣術~その稽古体系稽古の目的/

 手裏剣術を用いて攻防する武技を研鑽し、もって日本の伝統武芸 の「事」と「理」を学ぶ。
    ●実技
   「初学」
   1.基礎手裏剣術Ⅰ(三間直打)/座打
   2.基礎手裏剣術Ⅱ(三間直打)/立打・逆体
   3.基礎剣術/正面斬り、左右袈裟斬り、突き
     ※口伝/手離れの大事、指置きの大事

   「切紙」
   1.手裏剣術基本型(三間直打)/順体、逆体、歩み足
   2.初級剣術/翠月庵の形 五本
     (一、摺上 二、切落 三、袈裟 四、胴突 五、波斬)
   3.基礎抜刀術/刀礼、横払い、逆袈裟、抜打、横払~正面斬、正面斬、袈裟斬、

              納刀
     ※口伝/運足の大事、身幅の大事

   「目録」
   1.中級手裏剣術Ⅰ(三間直打)/順体、逆体、歩み足(翠月剣)
   2.中級手裏剣術Ⅱ(四間直打)/順体、逆体、歩み足
   3.手裏剣術運用形(三間直打)/七本
     (一、前敵 二、左敵 三、右敵 四、後敵 五、前後敵六、左右敵 七、突進)
   4.逆手打ち(三間直打)
   5.車剣
   6.中級剣術/古流の形 十三本
   7.中級抜刀術/古流の形 立技七本、座技一本
   8.刀法併用手裏剣術/基本形七本
     (一、先 二、抜付 三、左敵 四、右敵 五、鞘ノ内  六、後敵 七、前後敵)
   9.基礎掌剣術/手解の形四本(上段、八相、巻込、外斬り下げ)
   10.真剣による斬りの稽古
     ※口伝/的中の大事、回避の大事

   「免許」
   1.上級手裏剣術(五間直打)/順体、逆体、歩み足
   2.滑走打法(一~三間直打)
   3.両眼打ち(二間直打)/順体、逆体、歩み足
   4.左手打(二間直打)
   5.飛刀術Ⅰ(二間直打)/上段、八相、脇構え、切先返、鞘遣上下二刀、抜打(脇差)
   6.飛刀術Ⅱ(二間直打)/古流剣術・二刀遣いの形四本
     (飛龍迫〔剣〕、臥龍迫、三心刀Ⅰ、三心刀Ⅱ)
   7.初級掌剣術/体捌の形三本(起こり、尽きたる、入身)
   8.地稽古/模擬剣、模擬手裏剣を使用した自由攻防の研究。手裏剣対手裏剣、

                   手裏剣対剣術・抜刀術、手裏剣対長刀(槍)、刀法併用手裏剣術など
   9.上級抜刀術/古流の形 十五本
     ※口伝/飛刀の大事、間積りの大事、意念の大事

   「印可」
   1.手裏剣製作(冶金に関する基礎知識)
   2.中~長距離打剣の研究/六間以上
   3.変化打ちの研究/寝打、下手打ちなど
   4.多本打ちの研究
   5.反転打・回転打の研究
   6.その他の手裏剣の研究
   7.殺法/剣先に用いる薬物の知識・使用法
   8.二刀遣いの研究
   9.武学/孫子、六韜、三略、兵法家伝書、五輪書など、基礎的古典兵書の解題

   「教外別伝」
   1.剣術教習のための手裏剣術/気・剣・体の一致の鍛練のための手裏剣術
   2.警戒・回避・離脱を基盤にした護身術
                                           以上

 

   

                             平成20年11月22日 制定

                             平成21年 4月21日 改定※1

                                     9月17日 補足
                             平成23年 6月11日 第二次改定

 

  ※1 「初学」の教程に、「4.初級剣術/組太刀5本」を追加。

■第二次改訂における主な改訂点
・学ぶ者が、打刀や脇差と手裏剣を併用した「武術としての手裏剣術」を、最低限遣え

   るようになることを基本方針とした。
・このため、必要以上に遠い間合(六間以上)からの打剣や、変化打ちなどはあえて

  「印可」レベルでの研究課題とした。
・教習の階梯を、これまでの「初学」→「切紙」→「目録」→「印可」の4段階から、

  「初学」→「切紙」→「目録」→「免許」→「印可」の5段階とした。
・「印可」の教習では、稽古よりも研究課題を中心とした。
・六間以上の中~長距離打剣は、武術的実用性の点から、「印可」段階での研究課題と

   した。
・打剣の基盤を逆体に規定せず、順体・逆体・歩み足の3つをバランスよく稽古させる

   ことにした。
・掌剣術、剣術、抜刀術の教習内容を整理・改編した。
・各教習段階での稽古内容を整理した。
・各教習段階で伝えるべき口伝を整理した。
                                                                                                                                                     以上